訪問リハビリ・マッサージのアッピー治療院(上尾、足利、高崎)

健康コラム

2023年2月

こんにちは!アッピー治療院の鈴木美沙希です。
今月も1月に引き続き、気温の低い日が続いております。皆様、如何お過ごしでしょうか。
今回のコラムでは、寒い時期に注意が必要な「狭心症」をテーマにお話ししたいと思います。
狭心症とは、心臓の筋肉に血液を行き渡らせる冠動脈が狭くなることにより、一時的に心臓の筋肉が酸素不足に陥って、胸の痛み圧迫感数分続く状態の事です。特に冬の季節は、暖房が効いているところから、急に寒い浴室等に移動するような場面で注意が必要です。
それでは、狭心症の種類や、予防法、また発作時に効果のあるツボについてご紹介していきます。

1.狭心症の種類

狭心症には、労作性狭心症と冠攣縮性狭心症があります。

  • 労作性狭心症:
    階段を上がったり、荷物を持ち上げたりなどの運動後に発作が起き、数分で収まります。血液を心臓に送る冠動脈が狭くなっているため、運動をした時に心臓の酸素が足りなくなって、胸の痛みなどの発作が起きます。
  • 冠攣縮性狭心症:
    夜間や早朝、朝方などの安静時に発作が起きます。発作が出ていない際の冠動脈を見ても、血管が細くなっていることは確認できないことが特徴です。数秒から数分ほどで発作は落ち着きます。

2.狭心症の予防法

予防としては、血管が詰まってしまう動脈硬化が悪化しないよう、生活習慣と食習慣を見直すことが大切です。

  • 生活習慣:
    高血圧症や脂質異常症、糖尿病などの持病を持っている人は、減塩摂取エネルギーを抑えるなど食事管理に注意が必要です。また、ストレスも血圧の上昇や脈拍の増加を招き、心臓に大きな負担がかかります。ストレスを溜めないように気分転換をすることやツボ押し等で気分を落ち着けることが大切です。
  • 食習慣:
    心臓の筋肉に良い食べ物として挙げられるのは、カリウムを豊富に含むトマト、カボチャ、ほうれん草、里芋、じゃが芋、セロリといった野菜類に加え、バナナ椎茸、納豆などです。カリウムの多い食物を摂取することで、ナトリウムが排出され血圧が下がります。高血圧の予防は狭心症の予防に直結するので、カリウムの摂取は大切です。
    これに対して、心臓に負担がかかる食事は、油脂、砂糖、精白粉を多く使ったドーナツやピザ、フライドチキン、クロワッサンなどの加工食品に加え、ケチャップやドレッシング、ピーナッツバター、マーガリンなどの調味料です。これらの食品には動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールが多く含まれています。
    心臓に負担のかかる食物を摂取した後には、カリウムの多い食物を摂るようにして、動脈硬化を予防しましょう。

3.発作時に効果のあるツボ

狭心症の発作時に効果のあるツボを2つご紹介します。

  • 曲沢
    肘関節の真ん中にある太い筋肉の内側のくぼみのところ。
    感情の高ぶりに効果のあるツボです。
  • 郄門
    前腕の前側で手首のシワと肘のシワを結んで丁度真ん中のところ。
    心臓発作の特効穴といわれているツボです。

如何でしたでしょうか。まだまだ寒さが続きますが、今回取り上げた内容をご自身の健康管理の参考にして頂けたらと思います。


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