訪問リハビリ・マッサージのアッピー治療院(上尾、足利、高崎)

健康コラム

2023年4月

こんにちは!アッピー治療院の藤田留之介です。

今年は例年以上の花粉が舞い花粉症をお持ちの方は辛い時期になりましたね。そして、花粉と共に黄砂が飛散し、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患にも注意が必要になりました。

今回は「気管支炎」について書きたいと思います。

気管支炎とは、ウイルス細菌などにより、空気を肺に送る気管支を中心に炎症が引き起こされる病気の総称です。

病態の種類

種類は大きく2種類に分けられ、数日から数週間で治癒する「急性気管支炎」と、3か月以上症状が続く「慢性遷延性気管支炎」に分けられます。

この他にも気管支の末梢である細気管支という部分に炎症を起こす「細気管支炎」や、「ぜーぜー」などの喘鳴が聞こえる「喘息様気管支炎」があります。

原因

気管支炎の起こる原因は多数存在しますが、特に多いのはウイルスによる感染症です。例としてコロナウイルス・アデノウイルス・インフルエンザウイルスなど、かぜの原因となるウイルスが挙げられます。他には、細菌(マイコプラズマ等)やアレルギー・大気汚染・化学物質などが挙げられます。

症状

気管支炎の主な症状は炎症による発熱です。その他には全身倦怠感、食欲不振、胸痛が出ることもあります。子供の場合は「ぜーぜー」・「ヒューヒュー」という音(喘鳴)が聞こえることがあります。

治療法

ウイルス性気管支炎

抗菌薬が無効のため、解熱鎮痛薬鎮咳薬を用いて症状の緩和を図る。

細菌感染性気管支炎、アレルギー性気管支炎

細菌に合わせた抗菌薬を使用したり、アレルギーの原因となる物質を除去する。

慢性気管支炎

息切れなどの症状緩和を目的として吸入用気管支拡張薬を併用する。

ツボの紹介

気管支炎に効果があるといわれるツボを紹介します。

図解:天突・中府

図解:肺兪

  • 天突
    左右鎖骨の間のくぼみにあり、喉元から下の方に押すと気管支喘息に効果的です。
  • 中府
    鎖骨の下、肋骨外側と肩関節の間のくぼみにあります。肩をつまむように親指で押してみてください。
  • 肺兪
    肩甲骨の内側で背骨(第3胸椎)を挟んだ両側にあります。左右同時に押すことをオススメします。

以上になります。ぜひ参考にして下さい!
新年度、健康的に元気に過ごしましょう!


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